西中洲の立呑 邑久十（おくと）とにかくオシャレな立呑み屋を潜入取材

西中洲の紳士淑女が集う立ち呑み屋「邑久十（おくと）」。いわゆる「立ち呑み屋」とは異なった高級感にうっとり出来ちゃいます。西中洲界隈で飲み会の予定があるのなら、０次会もしくは二次会で寄って欲しいお店です。

オシャレ過ぎるおくとの店内

ガラス張りの外観（気候がいい時期は解放されている）に提灯がぶら下がり、立ち飲み屋だと分かりやすいです。でも、店内に入ると立ち呑み屋とは思えない高級感のある設えが。

それもそのはず、店内のシンボルとも言える2つの大きなテーブルは、ケヤキの切り株！推定樹齢800年の巨大な古木を磨き、特注で造られたそうです。なんと贅沢な！

さらに、天井から吊るされた巨大なスピーカーは、世界に4台しか現存していないうちの1台。英国「BTH（ブリティッシュ・トムソン・ヒューストン）」社製の貴重なスピーカーで、1930年代、イギリスの映画館で実際に使用されていたものだそう。この素晴らしいスピーカーから流れるジャズが心に沁み入ります。

また、店内には、中国の骨董品や香炉、季節を感じさせる盆栽などが飾られており、耳だけでなく目からも芸術を楽しむことが出来ます。一人で行っても退屈しないよう、アートなどの書籍も置いてあったり、金曜日の夜はバイオリンの生演奏があったり・・・「こんな立ち呑み屋他にある？！」と誰かに言いたくなるお店です（笑）

料金やメニューはどうなの？

これだけこだわった調度品の数々、料金設定も高いのでは・・・と怖くなってしまいますが、ご安心ください！生ビールやレモンサワーなど、フードもドリンクも400円〜900円以内で充分楽しめちゃうんです！しかも、フードは何を食べても美味しい！

個人的にお勧めなのが、「トリッパ」。ピリ辛のトマトソースにとろとろに溶けたチーズが乗っかって、見ただけで「もう美味しい」（笑）もちろん、実際に食べたら更に美味しい！牛もつも柔らかくて、トマトソースやチーズの邪魔をしません。全てが絶妙なバランスでハーモニーを奏でてます。寒い冬でも体が一気に温まりますよ！

※別途チャージ料500円がかかります

客層と出会い

場所が場所なだけに、40~50代がメイン層な印象。時々、30代と思われるカップルも入店してきます。「今夜は人が少なくて静かだなぁ」と思っていたら、二次会または三次会くらいの方々（ビジネスマン）が、ドドドーーっと入って来て、一気に賑やかになることも。

一人で飲みに行くと、ちょっぴり寂しいかもです。お店の雰囲気的にもナンパしにくいので、出会いを求めて行くなら二人以上が良いかも。でも、女性が一人で飲む姿は「かっこいい」の一言に尽きる（同性目線なので男性目線ではどう映るか保証できませんw）。通っていると出会いのチャンスあるかも知れません。

出会いがなくともその店内の雰囲気や美味しい料理は一度行く価値あり！ただし、この辺は高級クラブが点在しているので、著名人（アスリート、政治家、芸能人）がひょっこり現れることもあります。

まとめ

新しい出会いを求めるというよりは、気になる男の子に「ちょっと行ってみたいお店があるんだけど、一人で行く勇気は無いから、付き合ってくれない？」と、デートに誘う口実にしちゃうのが正解かな^^ あとは、県外からお友達や仕事関係者が来た時に連れて行ってあげるのも良いと思います。

いずれにせよ、お手頃価格で贅沢なひと時を過ごせる、とっておきのお店なのは間違いない！気軽に「ホンモノ」を楽しめる立ち呑み屋。それが「邑久十」です。